キタ・ミナミ 風俗案内所が急増 立ち並ぶ風俗店の無料案内所が、宗右衛門町の雰囲気を大きく変えた(10日、大阪市中央区で)=金沢修撮影 大阪・キタやミナミなどで、風俗店の無料案内所が急増している。2年前、大阪府が全国初の規制条例を制定して以降も、府内で50店以上増えて計199店(3月末現在)を数え、地元商店街などから「街のイメージが損なわれる」と悲鳴が上がる。届け出制などを定めた同条例では、環境浄化につながらないことが実証された格好で、府と府警は規制強化に向けて条例改正の検討を始めた。
府警生活安全部によると、無料案内所は、複数の風俗店から委託を受けて運営され、中に女性の写真を張るなどして各店を宣伝している。1999年施行の改正風営法で風俗店の街頭広告が規制されたため、繁華街で開設が相次いだ。
このため府は2006年2月、全国で初めての「歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内の防止に関する条例」を施行し、府公安委員会への届け出を義務づけたほか、みだらな広告の店外掲示などを禁じた。
ところが、条例に従って店外広告を抑え、新たに届け出る案内所が続出。ミナミで88店、キタで60店と両繁華街に集中している。外観を派手に飾り立てるなどして街の景観に影響を及ぼすケースが多い。
同種条例をもつ東京の歌舞伎町周辺の35店と比べても大阪の多さが際立っており、府警は環境浄化のため条例改正が必要と判断。看板や営業方法に関する規定などの見直しも含め、府と協議を進める考えだ。
(2008年5月11日 読売新聞)